素粒子物理学実験という分野ではCAMAC,VME,RS232CやGPIBといったおよそ一般的とは呼べないようなデバイスが業界スタンダードよろしく頻繁に利用されており,その都度,実験者を悩ませてきました.
CLDAQは聞いたこともないハードウェアをいきなり使わなければいけないハメになったり,てっとりばやくデータ収集システムの構築をして,とっとと実験結果を得たい人をサポートするためのプロジェクトです.
このプロジェクトによる成果物を利用することにより,システム構築のための開発期間が大幅に削減され,実験に集中出来るようになることを期待します.
このプロジェクト開発にあたって非常に多くの方々から多くの支援とアドバイスを頂きました.ここに感謝の言葉を記しておきたいと思います.
まず,主指導教官でもある新潟大学の田村詔生さんに深く感謝します.豊富な経験からくるアドバイスにはすごく助けられました.全体像が見えてない僕にとってものごとを汎化するという作業は田村さんのアドバイスなしではとてもできませんでした.ほんとうにどうもありがとうございました.ぺこっ.
僕の実質的な指導教官でもある高エネルギー加速器研究機構の杉本康博さんにはデバイスからの読み出し部分で大変お世話になりました.半導体読み出しのためのエレクトロニクス開発やその動作チェックにわたって,ほとんど杉本さんがやってくれました.杉本さんがいなかったら,このソフトウェアがちゃんと動いているものかどうか確かめることが出来なかったと思います.どうもありがとうございました.ぺこっ.
立教大学の坂本泰伸さんにはCAMAC読み出しのためのデバイスドライバを無償で提供していただきました.坂本さんは特に関係ないのにビームテスト前に新しいバージョンのデバイスドライバを徹夜で用意してくれたことは忘れません.どうもありがとうございました.ぺこっ.
東北大学の榎本三四郎さんにはVME読み出しのためのデバイスドライバを無償で提供していただきました.技術的なアドバイスもたくさん頂き,すごく参考になりました.どうもありがとうございました.ぺこっ.
他にも直接的,間接的に多くの方々にお世話になっています.偉大な先人達が優秀なソフトウェアやアルゴリズムを無償提供してくれた(くれている)おかげでこのプロジェクトは成立しています.どうもありがとうございます.ぺこっ.
フレームワークやソースコードをパチってもいいです.そのためにソース公開していますが,配布コード(もしくはドキュメント)に一言, CLDAQのコードを参考にした(もしくはパチった)と, ここのURL(http://cldaq.sourceforge.jp/) とともに書き添えてください.
GNU General Public License(Version 2)にて配布します.以下にこのライセンスの要点と原文を明記します.