QAS 2.0 アニメーションファイル

ga の中に入れるアニメーションファイルの記述方法を説明します。

アニメーションファイル は XML というファイル形式で書かれています。 正確に記述できるように、XML エディターなどを使うと良いでしょう。

サンプル

以下にサンプルを示します。

<?xml version="1.0"?>
<ImageTransition>
  <UpdateLowerLayer>false</UpdateLowerLayer>
  <Frame id="normal">
    <image x="0" y="0">char.gif</image>
    <wait rate="1">1000</wait>
    <wait rate="1">2000</wait>
    <wait rate="2">3000</wait>
    <wait rate="2">4000</wait>
    <wait rate="3">5000</wait>
    <next rate="1">wink</next>
  </Frame>
  <Frame id="wink">
    <image x="0" y="0">wink.gif</image>
    <wait rate="1">200</wait>
    <next rate="1">normal</next>
  </Frame>
</ImageTransition>

アニメーションファイルに関する基礎事項

アニメーションファイルはフレームという概念を持っています。

フレームごとに画像を切り替えることでアニメーションを行います。

要素解説

ImageTransition

最上位に記述し、この下に各フレームの列記とその他の設定を行います。

UpdateLowerLayer

Layers.xml の isUpdateLowerLayer と同等の機能を持ちます。

この要素が true だった場合には、 Layers.xml の設定を無視して全レイヤーを再描画します。 デフォルトは false です。

Frame

フレームの実体です。 id 属性 にフレームの ID を設定します。

id 属性 はフレームの移動先を指定する場合に使用するため 必ず指定してください。

image

そのフレームで表示する画像ファイルを指定します。 併記する属性は以下の通りです。

x
画像の左上の x 座標を、レイヤーの左上を 0 として指定します。
マイナス値も使用することができます。
レイヤーの領域を超えて描画することが可能です。
y
画像の左上の y 座標を、レイヤーの左上を 0 として指定します。
マイナス値も使用することができます。
レイヤーの領域を超えて描画することが可能です。

wait

そのフレームでどのぐらい静止するかを 1/1000 秒で指定します。

wait はいくつでも列記することができます。 複数記述されている場合には、 rate 属性でその wait が実行される割合を設定することができます。

rate が大きいほど高い割合で実行され、 rate が小さいほど実行される割合が減ります。 rate には正の整数しか指定することができません。

next

次にどのフレームに移動するか決定します。 Frame の id 属性を指定します。

next はいくつでも列記することができます。 複数記述されている場合には、 rate 属性でその next が実行される割合を設定することができます。

rate が大きいほど高い割合で実行され、 rate が小さいほど実行される割合が減ります。 rate には正の整数しか指定することができません。