SATELLITE4とは
生体に代表される未知システムを対象とする解析支援環境には,解析機能として通常のシステム解析手法はもちろん,解析を通じて生じた新しいアプローチの導入に即座に対応するシステム使用の設計が必要です.
また,試行錯誤的処理手法の模索が中心となる研究であり,プログラミングをはじめ,データフォーマット変換といった付随的作業をなくし,研究者の試行を中断させない親和的なマン・マシン・インタフェースを備えていなければなりません.こうした思想をもとに開発されたのが,会話型システム解析環境:SATELLITE(System
Analysis Total Environment for Laboratory - Language and InTeractive Execution)です.
SATELLITEは,会話環境およびC言語に似た言語体系(SATELLITE言語)を提供するシェルを中心に,信号処理やシミュレーションなど約208種類に及ぶ解析コマンドを機能別にまとめたシステム・モジュールによって構成されます.
SATELLITE4は、Unixプラットホームで動作していたSATELLITEを、プラットホームに依存いないコードに変更し、更にユーザーインタフェースなどの操作環境を拡張したもです。
Windows環境で動作するSATELLITE4は、シェルとのインターフェースを行うコンソールのみでなく、次のようなインタフェースを備えてより使いやすい環境を提供しています。