C++ Boost

PropertyTag

プロパティ・タグはグラフの頂点と辺に結びつけられたプロパティを命名もしくは 識別するために用いられる型である。プロパティの型は実際のプロパティ値の 型ではない。プロパティ型のオブジェクトはプロパティを指定する型情報を持ち運ぶ ことを除いて使われない。独自のプロパティ・タグを定義する方法の説明のために章 Custom Edge Properties あたりを見なさい。

Associated Types

プロパティの種類 property_kind<PropertyTag>::type これはプロパティが 頂点プロパティ・タグ (vertex_property_tag) であるか、辺プロパティ・タグ (edge_property_tag)であるか、またはグラフ・オブジェクトそれ自身 (graph_property_tag) に 結びつけられた グラフ・プロパティ・タグ であるかを述べる。 タグは boost/graph/properties.hpp 中で定義される。property_kind 特性クラスは boost/pending/property.hpp 中で定義される。
プロパティの ID 番号 property_num<PropertyTag>::value これは部分特殊化版をサポートしないコンパイラを用いる時に (これゆえ二つの プロパティ・タグが同じかどうか見つけるために boost::is_same が 使えなくなる) 回避手段として必要とされる。property_num 特性クラスは boost/pending/property.hpp 中で定義される。

Refinement of

Default Constructible

Models

下のプロパティ・タグ・コンセプトのモデルは boost/graph/properties.hpp 中で定義される。

See Also

PropertyGraphProperty Map Concepts

Notes

部分特殊化版をサポートしないコンパイラにおいて、各プロパティ型もまた プロパティ型を独自に識別する value と命名された列挙体を含む property_num<PropertyTag> を特殊化するために必要とされる。

Copyright © 2000-2001 Jeremy Siek, Indiana University (jsiek@osl.iu.edu)

Japanese Translation Copyright © 2003 Takashi Itou
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このドキュメントの対象: Boost Version 1.29.0
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