'gcc -Wall'
が通るようにソースを修正
config.guess
, config.sub
を更新
なお,このバグは数単語程度の小さな辞書を使用する場合に発生します.ディクテーションや音声対話システムなどでは,本バグの影響はほとんどありません.
このバグは rev. 3.4 でエンバグされました.この修正に関連するファイルは julius/search_bestfirst_main.c
です.
-module
)と音声入力クライアントから音声入力を受信するモード(-input adinnet
)併用時に,音声入力の中断・再開機能(PAUSE/TERMINATEコマンド)の動作がおかしくなることがある不具合を改善しました.
以前のバージョンでは,モジュールクライアントから PAUSE コマンドを送信して音声入力をストップさせ,次に RESUME で再開させたときに,入力が止まったり,直前の発話の最後の部分だけが送信されるといった現象が見られました.このバージョンからは,音声入力クライアント(adintool等)と Julius/Julian との間でも PAUSE/RESUME の制御を行うことで,この動作を改善しました.
この修正に関連するファイルは gramtool/generate/generate.c
です.
-rejectshort
の追加
この機能を使用するには,オプション-rejectshort
で棄却する長さをミリ秒単位で指定します.以下は,800ミリ秒以下の入力を棄却する場合の例です.
-rejectshort 800入力がこれより短かった場合,Julius/Julian はその入力に対して認識処理を行わず に終了します.マイク入力の場合は入力と平行して第1パスが計算されますが,第1パスが終了した時点で入力長が指定長に満たなければ,第2パスを行わずに終了します.
入力が棄却されたとき,Julius/Julianは以下のようなメッセージを標準出力に出力します.
input rejected: too short inputまたモジュールモード時は以下のようなメッセージがクライアントへ送られます.
<REJECTED REASON="too short input"/>なお,このオプションを "
-record
" と併用する場合,この機能によって棄却された入力も,通常の入力と同様にファイルに記録されます.
configure
オプションおよび起動時オプションの一覧です。
configure
オプション:-rejectshort msec