Tar パッケージは tar アーカイブの生成を行うとともに、アーカイブ操作に関する多くの処理を提供します。 Tar はすでに生成されているアーカイブからファイルを抽出したり、ファイルを追加したりします。 あるいはすでに保存されているファイルを更新したり一覧を表示したりします。
Tar をコンパイルするための準備をします。
FORCE_UNSAFE_CONFIGURE=1 \ ./configure --prefix=/usr \ --bindir=/bin
configure オプションの意味
FORCE_UNSAFE_CONFIGURE=1
このオプションは、mknod
に対するテストを root
ユーザーにて実行するようにします。 一般にこのテストを root
ユーザーで実行することは危険なこととされますが、ここでは部分的にビルドしたシステムでテストするものであるため、オーバーライドすることで支障はありません。
パッケージをコンパイルします。
make
コンパイル結果をテストするために以下を実行します。(約 3 SBU)
make check
テストの 1 つ、capabilities: binary store/restore は失敗します。
パッケージをインストールします。
make install make -C doc install-html docdir=/usr/share/doc/tar-1.32