診療行為の入力と医事計算を行ないます。レセプト出力機能まではありません。
ORCA などが「計算サーバ」として機能するようになれば、
計算処理はそちらに任せるようにしたいと考えています。
診療費の計算結果は FRONT へも反映されます。
事務がレセコン脇の端末で NOA を開きこれを参照しながらレセコン入力することができますので、
現状でも手書きカルテを判読しながら入力するより、正確・迅速な作業ができます。
- 診療行為の編集:下のセクション
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下のセクションに、入力された診療行為が表示されます。他と判別しやすいよう、処置は黄色、検査は淡青で表示されます。
左端の「コード番号」のクリックで、その行を削除できます。
内容の編集はできませんので、変更したい行を削除し
新しいものを入力してください。タイトル左端の赤い削除アイコンのクリックで、
入力されたすべての診療行為を削除しクリアできます。
- 「集計」ボタン
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入力された診療行為をもとに医事計算が行われます。
診療コード順に並べ替えが行われ、個々の点数や合計点数が表示されるとともに、
計算結果がカルテ側へ書き戻されます。同時に、合計額は FRONT へも反映されます。
点数に対する窓口徴収額への端数処理は HospitalManager で設定された
「四捨五入」などの設定によります。
カルテの「診療」欄に診療行為が記述されていれば、
「診療行為ツール」を開いたときそれが下のセクションに転帰されます。
カルテ側で点数が入っていればこれが使われ、
カルテ側の点数が空の場合はマスターから点数が転記されます。
このようにカルテ側の記述が優先されますので、
自費などの場合に点数を強制的に変更したい場合、
あらかじめカルテ側で点数を変更し一旦保存した後、
再度「診療入力」ツールを開けば、変更した値が下のセクションに表示され、
「集計」ボタンを押すとこれを元に計算が行われます。
カルテ側の表示:保険と自費両方の請求がある場合は、それぞれの小計行が挿入されます。
- 自費料金に外税を加算
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ここにチェックが入っていると、設定された消費税率(
アイコンで開く初期設定で設定)に基づき、自費料金に外税が加算されて計算されます。
妊娠に関しては消費税の対象外になっているので、「集計」ボタンを押す前に「外税を加算」のチェックを外さなければなりません。妊娠に関する再診料に「産科」という文言を入れておけば、集計ボタンを押した時「産科健診料 があります。消費税をはずしますか」のアラートが出ます。「OK」を押せば消費税が外され「キャンセル」を押せば消費税がついたまま計算されます。
内税の場合 は PriceList で内税を含んだ自費料金を設定するだけです。上記初期設定で外税加算のチェックははずしてください。NOAManager の自費係数を「10.8」のように設定すれば、PriceList の自費料金をひとつひとつ修正する手間が要りません。ただし妊娠関連は消費税の対象外となっているので、産婦人科など妊娠を扱う施設での「内税」では、面倒でも PriceList の内容を逐次変更するなどの必要があります。
- 夜間・早朝等加算
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NOAManager で「夜間・早朝等加算」にチェックが入っている場合、夜間・早朝等加算が算定されます。この自動判定はかなり複雑なため、条件によっては自動算定できないことがあります。そのような場合は「再診」メニューから「夜間・早朝等加算」を選択して入力してください。
- 初期設定
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アイコンのクリックで「初期設定パネル」が開きます。詳細は「初期設定パネル」の HELP を参照してください。