今月の特集
今月の特集は、イタリアの首都ローマと運河の街ヴェネツィアです!
- ローマ
- 歴史豊かな建造物とモダンな雰囲気が混在する、イタリアめぐり初心者におススメな街。歴史を理解してノスタルジックな気分に浸るも良し、写真撮影に没頭するも良し、グルメを堪能するも良し。自分スタイルで楽しみましょう!
- ヴェネツィア
- イタリア最大の運河の通る街。運河の活気の中からはヴェネツィアンゴンドラのカンツォーネが聞こえてくるかも!サンマルコ広場周辺の歴史的建造物も見ものです。
ローマ
ローマの見所はたくさんありますが、今回はこの4つのスポットをピックアップ。どれもローマをめぐるには外せない名所ばかりです。お好きな写真をクリックすると、そのスポットの紹介文へと飛びます。
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スペイン広場

スペイン広場には、教会へと続く広い階段、通称「スペイン階段」があります。映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べるシーンでこの階段が使用されています。ローマの休日気分で、本場のジェラートを食べてみたいところですが、階段での飲食は条例により禁止されているようです…。
景観の美しさだけでなく、この広場の周辺には観光客用のスーベニアショップやブランドショップ、飲食店がたくさんありショッピングにも最適です。大人気の観光スポットでもあり、ショッピングスポットでもあるこのエリアは、とにかく人がいっぱいです。にぎやかなイタリアの雰囲気を感じるにはぴったりの場所なのです。
アクセスは充実しており、地下鉄・バス・トラムといった公共の交通機関で行くことが出来ます。また、広場周辺にタクシーもたくさん停まっているので、そちらを利用してもいいかもしれません。
〔写真:スペイン広場の人ごみ〕
トレヴィの泉
「トレヴィ」とは「三叉路」という意味の「トリヴィオ」というイタリア語が由来らしいです。この泉から三つに道が分かれていることから、この名前が付いたといわれています。
もともと、古代ローマ時代の水道の末端施設として作られたもので、その後ろにあるポーリ宮殿と一体となった彫刻が施されています。中心には海神ネプチューンの像があり、その周辺にも神話の中に出てくる人物の彫刻があります。
「後ろ向きにコインを投げ入れると、もう一度ローマに訪れることが出来る」という言い伝えのあるトレヴィの泉。その周辺は、ローマへの再来を願ってコイントスする人でいっぱいです。1枚投げると「ローマへの再来」、2枚投げると「結婚」、3枚投げるとなんと「離婚」の願いがかなうといわれています。さて、あなたは何枚コインを投げますか?
〔写真:正面から見たトレヴィの泉〕
真実の口
真実の口は元々「マンホールの蓋」だったのだそうです。彫刻されている顔は海神トリトンだといわれています。
「偽りの心の持ち主はその口に手を入れると、手首を食いちぎられる(あるいは抜けなくなる)」という伝説がある、真実の口。こちらも映画『ローマの休日』で登場する、有名なスポットです。『ローマの休日』ではオードリー・ヘップバーンが演じるアン王女の前でグレゴリー・ペッックが演じるジョーが、真実の口に噛み付かれる演技をして驚かせるというシーンがありますが、その演技は全くのアドリブだったといわれています。今でも、そのシーンを真似る観光客はたくさんいるそうです。
人気の場所なだけあって、真実の口には長蛇の列が出来ることがあります。決して割り込みなどせず、ルールを守って楽しみましょう。その先にあるのはなんといっても「真実の口」ですからね。
〔写真:真実の口〕
コロッセオ
古代ローマの円形競技場であったコロッセオ。かつてこの場所では、何千人の聴衆のなかで、剣闘士達が戦ったとされています。現在、アリーナとされていた床はなく、地下の様子がむき出しになっています。内部に入って見渡してみると、今でも人々の歓声が聞こえてきそうな迫力です。夜はライトアップされることもあり、昼間とはまた違った迫力と、神秘的な雰囲気が味わえます。
コロッセオ周辺は、特に古代ローマ時代の名残がある場所で、かつてローマ市の中心であったフォロ・ロマーノの遺跡もあります。皇帝が建てた凱旋門や神殿が点在しており、ローマの歴史を感じるには欠かせない場所です。
〔写真:正面から見たコロッセオ〕
ヴェネツィア
水の都といわれるヴェネツィア。街の中は水路と活気に溢れています。今回はヴェネツィアならではの3つのスポットをご紹介します。お好きな写真をクリックすると、そのスポットの紹介文へと飛びます。
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カナル・グランデ
カナル・グランデはイタリア語で「大きな運河」を意味します。ヴェネツィアの町を東西にS字に走る水路で、交通や運搬にはなくてはならない存在の大運河です。このエリアには水上バスも存在し、船の上から大運河の景色とヴェネツィアの町並みを楽しむことができます。
このカナル・グランデには4つの大きな端が存在し、その中でも最古と言われるリアルト橋が有名な場所となっています。大きな橋を眺めるのもよいですが、リアルト橋から見るカナル・グランデの景観も格別です。そのほかにもアッカーデミア橋、スカルツィ橋、ローマ広場歩道橋と、それぞれの橋から景色を眺めてみるのも良いのではないでしょうか。
〔写真:カナルグランデのリアルト橋〕
ヴェネツィアンゴンドラ
水の都といわれるヴェネツィアで、なくてはならないものが「舟」です。大運河を行く大型船や水上バスも見所ですが、船頭さんがゆったりとこいでくれるヴェネチアンゴンドラも趣深いです。
水上バスでは入れない街中の入り組んだ水路を上手にすり抜けていく船頭さんのスキルには脱帽です。橋の下を通ったり、すれ違うゴンドラに手を振ってみたり、ゴンドラならではの楽しみがたくさんあります。なかでも、ゴンドラの上で生の歌声のカンツォーネを聞くのは格別です。ゆったりとした雰囲気の中で、美しい歌声を聴いて、自然と涙する人もいるそうです。ただ、全てのゴンドラの船頭さんがカンツォーネを歌うことが出来るわけではないので、カンツォーネを聴きたい際は、専門のツアーなどを利用するのがおススメです。
〔写真:橋の下をくぐるヴェネツィアンゴンドラ〕
サン・マルコ広場
コの字型の建物に囲まれたサン・マルコ広場周辺には、歴史的建造物が立ち並んでいます。なかでも有名なのがサン・マルコ大聖堂。使徒聖マルコの遺体が納められていることから、この名前になったそうです。建造物としての価値も高く、円蓋(えんがい)屋根やモザイク壁画など見所満載です。
そのほか、この広場には時計塔や大鐘塔もあり、時刻が来ると荘厳な鐘の音が鳴り響きます。広場ならではのストリートパフォーマンスも催されていたりして、いつまでいても飽きない場所です。もちろんカフェテリアなどの飲食店もあるので、テラス席などでエスプレッソでも飲みながらにぎやかな広場を味わってみるのもいいでしょう。
〔写真:にぎわうサン・マルコ広場〕
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