クラス Process_GrepChangeExcel

  • すべての実装されたインタフェース:
    ChainProcess, HybsProcess

    public class Process_GrepChangeExcel
    extends AbstractProcess
    implements ChainProcess
    Process_GrepChangeExcel は、上流から受け取った FileLineModelから、語句を 置換する、ChainProcess インターフェースの実装クラスです。 Process_GrepChange との違いは、入力元のファイルが、テキストファイルなのか、 ネイティブEXCELファイルなのかの違いです。 keywordFile より、置換する語句を含むキーと値のペアー(タブ区切り)を読取り、 対象とする語句をセル単位に置換します。 keywordFile に、タブが含まれない行や、先頭にタブが存在している場合は、 その行を読み飛ばします。また、区切りタブは何個存在しても構いません。 ただし、タブで区切った前(キー)と後ろ(値)は、trim() されますので、スペース が前後に存在している場合は、ご注意ください。 置換文字(値)は、\t と \n の特殊文字が使用できます。 この GrepChangeExcel では、語句に、正規表現は使用できません。正規表現のキーワード や文字列を複数行の文字列と置き換える場合は、Process_Grep を使用してください。 このプログラムでは、上流から受け取った FileLineModel のファイルに対して、 置き換えた結果も、同じファイルにセーブします。 元のファイルを保存したい場合は、予めバックアップを取得しておいてください。 -inEncode は、keywordFileのエンコード指定になります。 初期値は、互換性を持つため、System.getProperty("file.encoding") ですが、 明示的に UTF-8 などを指定して統一しておいたほうが良いでしょう。 上流プロセスでは、Name 属性として、『File』を持ち、値は、Fileオブジェクト である、Process_FileSearch を使用するのが、便利です。それ以外のクラスを 使用する場合でも、Name属性と、File オブジェクトを持つ LineModel を受け渡し できれば、使用可能です。 引数文字列中にスペースを含む場合は、ダブルコーテーション("") で括って下さい。 引数文字列の 『=』の前後には、スペースは挟めません。必ず、-key=value の様に 繋げてください。 Process_GrepChangeExcel -keyword=検索文字列 -ignoreCase=true -outfile=OUTFILE -encode=UTF-8 -keywordFile=キーワード :置換する語句を含むキーと値のペアー(タブ区切り) [-ignoreCase=大文字小文字 ] :検索時に大文字小文字を区別しない(true)かどうか(初期値:false[区別する]) [-isChange=置換可否 ] :置換処理を実施する(true)かどうか(初期値:true[置換する]) [-inEncode=入力エンコード ] :keywordFileのエンコード [-display=[false/true] ] :結果を標準出力に表示する(true)かしない(false)か(初期値:false[表示しない]) [-debug=[false/true] ] :デバッグ用に実行内容を表示するかどうかを指定(初期値:false[表示しない])
    変更履歴:
    5.5.1.7 (2012/04/16) 新規追加, 6.0.2.0 (2014/09/19) fukurou.model.ExcelModel を使用するように変更
    バージョン
    4.0
    作成者
    Kazuhiko Hasegawa
    導入されたバージョン:
    JDK5.0,
    • コンストラクタの詳細

      • Process_GrepChangeExcel

        public Process_GrepChangeExcel()
        デフォルトコンストラクター。 このクラスは、動的作成されます。デフォルトコンストラクターで、 super クラスに対して、必要な初期化を行っておきます。
    • メソッドの詳細

      • init

        public void init​(ParamProcess paramProcess)
        プロセスの初期化を行います。初めに一度だけ、呼び出されます。 初期処理(ファイルオープン、DBオープン等)に使用します。
        定義:
        init インタフェース内 HybsProcess
        パラメータ:
        paramProcess - データベースの接続先情報などを持っているオブジェクト
        変更履歴:
        6.4.5.1 (2016/04/28) FileStringのコンストラクター変更, 6.4.5.2 (2016/05/06) fukurou.util.FileString から、fukurou.util.FileUtil に移動。
      • end

        public void end​(boolean isOK)
        プロセスの終了を行います。最後に一度だけ、呼び出されます。 終了処理(ファイルクローズ、DBクローズ等)に使用します。
        定義:
        end インタフェース内 HybsProcess
        パラメータ:
        isOK - トータルで、OKだったかどうか[true:成功/false:失敗]
      • action

        public LineModel action​(LineModel data)
        引数の LineModel を処理するメソッドです。 変換処理後の LineModel を返します。 後続処理を行わない場合(データのフィルタリングを行う場合)は、 null データを返します。つまり、null データは、後続処理を行わない フラグの代わりにも使用しています。 なお、変換処理後の LineModel と、オリジナルの LineModel が、 同一か、コピー(クローン)かは、各処理メソッド内で決めています。 ドキュメントに明記されていない場合は、副作用が問題になる場合は、 各処理ごとに自分でコピー(クローン)して下さい。
        定義:
        action インタフェース内 ChainProcess
        パラメータ:
        data - オリジナルのLineModel
        戻り値:
        処理変換後のLineModel
        変更履歴:
        5.7.2.2 (2014/01/24) エラー時にデータも出力します。, 6.0.2.0 (2014/09/19) org.opengion.fukurou.model.ExcelModel を使うように変更。, 6.3.9.0 (2015/11/06) ExcelModel#getValues(int) では、nullは返さない。
      • changeString

        public java.lang.String changeString​(java.lang.String org)
        引数の文字列から、keyword ファイルを元に文字列変換を行います。 ここでは、変換が行われたかどうかを判定するため、変換された場合 のみ、値を返します。変換されない場合は、null を返しますので、 ご注意ください。
        パラメータ:
        org - 変換前の文字列
        戻り値:
        変換後の文字列(変換がなければ、null を返します。)
      • report

        public java.lang.String report()
        プロセスの処理結果のレポート表現を返します。 処理プログラム名、入力件数、出力件数などの情報です。 この文字列をそのまま、標準出力に出すことで、結果レポートと出来るような 形式で出してください。
        定義:
        report インタフェース内 HybsProcess
        戻り値:
        処理結果のレポート
      • usage

        public java.lang.String usage()
        このクラスの使用方法を返します。
        定義:
        usage インタフェース内 HybsProcess
        戻り値:
        このクラスの使用方法
        このメソッドは、nullを返しません
      • main

        public static void main​(java.lang.String[] args)
        このクラスは、main メソッドから実行できません。
        パラメータ:
        args - コマンド引数配列